作業服・作業着 カテゴリー 一覧
季節で作業服・作業着を選ぶ
春・夏用の作業服・作業着は通気性がよく蒸れない涼しさが特徴で、消臭効果や菌の増殖を抑える素材を使用した作業着も人気です。また涼しさだけでなく、ユニフォームとして重要な丈夫さや洗濯耐久性も兼ね備えたプロ仕様の作業着を取り揃えています。
オールシーズン・秋冬用 作業服・作業着は、一般的な作業着にあたるウェアです。丈夫さや耐久性はもちろん、動きやすさも重要でストレッチ素材のものや、タックを入れて可動域を広げたものなど工夫が施されています。また近年はスタイリッシュな恰好良いデザインのものが増えています。
素材で作業服・作業着を選ぶ
作業服の素材は「綿」「ポリエステル」「綿+ポリエステルの混紡」の3種類が多く使用されています。また生地素材には商品によって様々な機能が施されているので、用途に合わせてお選びいただくことが可能です。
機能や特徴で作業服・作業着を選ぶ
フルハーネス対応や高視認の機能が付いた作業服。大きい作業服や格好イイ作業服など特徴ある作業服をご紹介。
作業服の導入講座
作業服の種類について
ブルゾン
着丈の短い上着の総称です。フランス語で「裾を絞ったブラウス」という意味で、かつてフランスでは作業時に洋服の汚れを防ぐべく着用していたとされています。似たような用語であるジャケットやジャンパーとは明確な境界はありませんが、現代ではデザイン性が高く着丈の短いウェアであれば”ブルゾン”と呼ぶ傾向にあるようです。
シャツ
上半身に着用する肌着や下着、もしくは前開きのトップス(上衣)の総称です。古代ローマで着用されていたチュニックが由来とされており、英語の「shirt」は、古ゲルマン語のskurtaz(短く切る)が語源となっています。TシャツやYシャツ、ポロシャツ、ネルシャツ、オックスフォードシャツなど、外観の特徴や生地の違いなどによりさまざまな分類ができます。
スモック
丸首で襟がなく、丈の長い上着のことです。ゆとりが感じられ、やや末広がりの形状になっています。日本では、幼稚園や保育園において園児の制服としてよく採用されています。18世紀の前半、イギリスのウェールズにおいて農業従事者が着用していたことに起源があります。
ワークパンツ(スラックス)
おもに作業用・業務用として活用することを想定して作られたボトムスの総称です。頑丈で破れにくく、機能性に富んでいることが特徴です。チノパンやジーンズ、カーゴパンツも広義の意味ではワークパンツのカテゴリに入ります。カジュアルウェアの1ジャンルとしてワークテイストが定番化したこともあり、普段着として着用されることも少なくありません。ちなみにスラックスとは「ゆるい」という意味の英語「slack」が語源となっており、現代ではさまざまなパンツ類に使われている言葉ではあるものの、もともとはワークパンツのようにゆるく太もも周辺にゆとりが感じられるボトムのことを指していました。
カーゴパンツ
カーゴシップ(貨物船)の船員が着用していたパンツのことです。船員の両手をいつでも活用できるよう、両脚の側面に大きなポケットが備わっており、収納力の高さが魅力です。1940年代には軍用としてアメリカ軍のパラシュート部隊などで活用されるようになり、現代においてはワークウェアとしてはもちろん、カジュアルウェアとしても一般的に着用されています。
つなぎ
上衣(トップス)と下衣(ボトムス)がひと繋ぎになっている服のことです。「オールインワン」とも呼ばれ、英語圏においてはスカイダイビングの際に用いられる服という意味で「ジャンプスーツ」、もしくはボイラースーツとも呼ばれています。ウエスト部分からゴミや汚れ等が服の内部に侵入する可能性が低く清潔なため、作業用の服として最適です。トップスの裾が存在しないため機械等に巻き込まれてしまうリスクも低いことから、安全性にもすぐれています。特徴的な外観であり、一般的なカジュアルウェアとしても人気の高い形状の服です。
作業服の素材とおすすめの
業種について
綿100%
天然繊維のため柔らかく、肌触りの良さが特徴です。汗をよく吸い取り、丈夫で熱に強いことから、Tシャツ等の肌着に採用されることの多い素材です。デメリットとしてはシワが付きやすく色落ちしやすいこと、そして洗濯後に縮んでしまう可能性が高いことが挙げられます。
ポリエステルなど化学繊維
化学的な処理を用いて原材料を合成し作られた繊維で、代表的な素材はポリエステルです。耐久性が非常に高く撥水性があり、身体から出た汗もすぐに乾きます。またシワが付きにくく色落ちも少ないため、一般的な衣服にはもちろんワークウェアに適した素材です。しかしながら火には弱く、火の粉が付着すると溶けてしまう可能性があるため、溶接現場など火気が予想される状況下においての着用は避けた方がよいでしょう。
混紡素材
2種類以上の繊維を組み合わせた素材のことです。異なった繊維を混ぜて糸を紡ぐことで、それぞれの繊維の欠点を補う効果があります。たとえば綿素材の「シワになりやすい」という特徴をポリエステル素材の「シワになりづらい」という特徴で相殺する、逆にポリエステル素材の「吸水性が低い」という特徴を綿素材の「吸水性が高い」という特徴で相殺する、といった具合です。作業服においてはポリエステル65%、綿35%の割合が両素材の良さを最大限に生かすとされ、王道の比率となっています。
作業服の機能の種類とおすすめの業種について
ストレッチ素材
伸縮性や弾力性に富んだ素材のことです。身体を大きく動かしても服に引っかかる感覚が少なく、着心地がよいことが特徴です。ワークウェアやスポーツウェアなど、高い運動性が必要な服の生地に使用されることが多く、昨今ではスーツ等のオフィスウェアにおいてもストレッチ素材を活用した商品が目立つようになりました。原料としては、おもにポリウレタン、綿、ウールなどが使われています。
制菌加工
繊維に付着した菌の繁殖を抑えることで身体に有害な菌の増殖を防ぎ、商品を衛生的に保つ加工です。医療関係のユニフォームやマスクなどを始め、さまざまな商品に施されています。よく間違えやすいものに「抗菌加工」がありますが、抗菌加工は匂いの菌を抑えるための加工であり、防臭目的で使われる加工となっているため、商品を選ぶ際は双方を間違えないようにしましょう。
防汚加工
汚れを付きにくくする、また付いてしまった汚れを落ちやすくする加工です。フッ素樹脂を生地にコーティングすることで汚れを付きにくくする「ソイルガード(SG)」、機能性ポリマー樹脂を使い、汚れを落としやすくする「ソイルリリース(SR)」、繊維の断面構造を利用し、光を反射させることで汚れを目立たなくする「ソイルハイド(SH)」の3種類があり、用途によって適した加工をおこなうことが肝心です。汚れの付着が予想される作業に適した加工といえるでしょう。
撥水加工・防水加工
撥水加工とは、シリコンやフッ素などを用いて生地の表面をコーティングし、水分を球状にして弾く加工のことです。生地の隙間は残り空気や蒸気などは通すため、通気性があり蒸れにくいのがメリットとなります。デメリットとしては、撥水効果は永続的ではないということ。日々使用していくうちに、水を弾く力は低下していきます。一方、防水加工とは、コーティングやフィルムを貼り合わせて生地の隙間を埋め、水分の侵入を完全に防ぐ加工のことです。撥水加工より耐久力にすぐれますが、長年使用することで生地が摩耗していき水分が染み込みやすくなっていきます。どちらの加工も、屋外で長時間の仕事をおこなう業種の方におすすめです。
防炎加工
火が燃え広がるのを“遅らせる”加工です。完全に燃えなくなる加工ではないので、注意が必要になります。原料となる繊維自体に、紡糸前に加工を施すもの(防炎素材)と、薬剤を浸漬させたり付着させたり、または表面をコーティングして加工を施すもの(狭義の意味での防炎加工)の2タイプに分類されます。火気の発生が想定されるシチュエーションでの活用にぴったりの加工です。
防寒加工(蓄熱・保温加工)
繊維の内部や表面に特殊な材料を練り込むことで、太陽光から出る遠赤外線を吸収して熱のエネルギーに変換する加工のことです。屋外で作業する方々におすすめの加工です。
異物混入対策
食品工場など、衛生管理が厳しく異物の混入が許されない環境下において活用されるアイテムとして、ポケット・ボタンが存在しない服や、袖口にネットが付けられた服などが提供されています。